しすたの CHILL TIME

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ガチサウナーが集う話題の『サウナ注力』竜泉寺 “スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯”

スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯

 結論medi saunaだけは1セット、いや、3セットくらいやっとけ。

 

 2023年4月28日金曜日、サ活まとめ。今回は千葉県流山市にあるスパメッツァおおたか 竜泉寺の湯。いわゆる大規模スーパー銭湯だ。2022年4月27日にできたばかり、比較的新しい店舗となる。竜泉寺の湯はスパ銭の元祖ともいわれていて名古屋発祥。温浴施設に初めて高濃度炭酸泉を持ち込んだといわれる。竜泉寺の湯は他に3店舗程行ったが、どうやらここは竜泉寺の中でも規模が大きそうだ。

maps.app.goo.gl

 

 

 場所はつくばエクスプレス・東武野田線『流山おおたかの森駅』西口から線路沿いに歩いて約2分。秋葉原から25分、新宿から51分くらいと、都内からもアクセスできる。430台収容の駐車場 (施設利用中は無料) もあるので車でもアクセス可。

平日早朝が狙い目

 ここに限らず、大規模温浴施設は平日でも激混みで、ドラクエ集団が多い傾向にある。公共温浴施設の欠点であるのだがプライベートサウナより安価なので、実質その差額で雑音を聞いているのだ。

料金 / 営業時間案内 | スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯

 平日の早朝料金で入れる施設は比較的マシで料金も安価な為特に初回はそこを狙う。サウナ、カラン、ととのい椅子の順番待ちは切ない。訪問時は平日早朝料金¥1,750-である。お風呂だけなら¥950-。クレカ、交通系IC決済、QR決済でも支払えるのは嬉しい。グッズ購入が捗る。

 

 訪問時、1周年記念祭で平日無料ご入浴券を貰えた。実質50%OFF、初訪問でこれは嬉しい。タイミングがよかった。また来ないといけないけど。はたしてまた来たくなるのか。

 下駄箱のリストバンドで一限管理し退館時に精算、最近流行りのシステム。

岩盤浴着をはじめBEAMSとのコラボが多数。コレ着てみたかった。肌触りがすごくよかった。基本いつも岩盤浴は使わないが、初回は周ってみる。入場料じゃ。

 

 岩盤浴は最初に早朝料金で申し込み。機械にリストバンドをかざして館内着を受け取る。

浴室

 間接照明が多様されている店内は高級感のある感じ。ただ人が多い。露天スペースは屋根があるのだが高めで日差しを通すつくりになっていてとても開放感がある。

 

 なんとサウナハットハンガーがそこそこの数設置されている。こんなに大量のサウナハットを一度に見たのははじめてだ。それだけでサウナーが集まってるんだなと圧巻。

 

 脱衣所は迷路のように入り組んだ配置、通路は狭くはない。レンタルタオルが自販機で買える。お風呂のお手洗いは脱衣所ではなく内風呂エリアにある。給水機が脱衣所と露天スペースの奥に。

 ジェットバスはボタンを押すタイプ。最初分からなかった。

電気風呂は『ふつう』と『つよい』があるのだが、両方ともかなり強め。つよいは身体が攣るレベル。

 

 竜泉寺は、美泡の壺炭酸泉や露天炭酸泉など、炭酸泉にバリエーションがあるのが他の施設との違いだが、ここは他の竜泉寺にも少ない源泉不感炭酸泉があるので入っておきたい。竜泉寺の定番、不感炭酸泉は人肌くらいの水温、つまり温かくも冷たくもない湯加減。体に負担が少なく、長く浸かれるので浮遊感や解放感を存分に感じる事ができ、副交感神経が刺激されゆったりした気分になれるという触れ込みだ。炭酸は低温に溶け込みやすく相性がいい。スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯では、この不感炭酸泉が炭酸泉になっている。且つ天然温泉である。しかし、いざ入ってみると思ったよりも水温が高く、中途半端に感じられた。

 露天にも炭酸泉があるのは竜泉寺の大きな特徴。

 

 竜泉寺は基本どこも有色温泉があまりない印象だが、有色の天然温泉が露天に1つと内風呂に熱湯としてある。この熱湯は水風呂と併せて楽しめるので後述する。褐色。クワガタムシとカブトムシの飼育をしているのだがその幼虫に与える国土系マットの発酵しているにおいといえば、どれくらいの人がわかるだろうか。土の若干ツンとしたにおいだ。

 

 今回感じたのはガチサウナー、つまりルールを徹底して正しく効果的にサウナを楽しめる人たちが多く集まっているということ。ドラクエ集団は割合としては少なめ。黙浴、サ黙が守れている人が多い為、人口密度の割に静かだ。ドラクエ集団は露天風呂2つと内風呂の一番大きな炭酸泉に集中している。

ドラゴンサウナ

 サウナは3つ。ドラゴンサウナはサ室内に鎮座した5台のサウナストーンに交互に10分毎にオートロウリュ。更に毎時00分には、5台一斉に開始される圧巻のメッツァ名物「ドラゴンロウリュ」。ここは押さえておきたい。普段は間接照明で暗めのサ室内だが、オートロウリュ直前にはサウナストーンがライトアップされる。照明が光ると、『そろそろくるぞ』と身構える。通常ヒーリングミュージックが流れているが、ドラゴンロウリュ前は謎のドラゴンなギターロックが。これが緊張間を煽る。因みにそんなに音量は大きくない。オートロウリュはサウナストーンの真上からスプリンクラーのように強めの水流でまさにジャーっというかんじ。

 

 ドラゴンロウリュの15分くらい前からゾロゾロとサウナー達がサ室に吸い込まれて行き、10分前くらいにはもう満員状態。ドラゴンロウリュが始まるまで耐えることになるが、それくらい余裕を持ってサ室に入ることをおすすめする。直前にアナウンスもあったが、その頃にはあれだけ広いサ室前に10人ほど行列が。ドラゴンロウリュは数回繰り返されるため徐々に温度と湿度が上がっていき途中で出るサウナーも多いので、途中から入ることもできるだろう。いうて10分おきのロウリュなのでドラゴンロウリュがなくてもしっかりサ室内の湿度が保たれ、室温以上に汗が出る。

medi sauna

 もう1つはmedi sauna。コレがいっちゃんよかった。セルフロウリュができるメディテーションサウナ。収容人数は8人程とこじんまりしていて、砂時計が終わったら3回セルフロウリュして時計をセット。サウナーたちの、サウナーA『ロウリュ失礼します』→その他『『『『『『『お願いします』』』』』』』→サウナストーン『シャァァァァ』→A『(礼)』→その他『『『『『『『ありがとうございます』』』』』』』。この一体感も満足度をぶち上げる。知らない君とも同じサ室に入ればサウナ仲間だ。是非押さえておきたい。サ室内はアロマの香りとヒーリングミュージックで癒しの空間。室温以上に汗も出る出る。ドラゴンサウナがスパメッツァおおたか 竜泉寺の湯のシンボルだとしたらこちらは隠れた名所。ツウほどこのサウナの虜になるだろう。やはり収容人数が少ないので、2、3人は並ぶが、そんなに待ちはしないことも多いし座ってある程度タイミングを見極めて並ぼう。

潤いソルトサウナ

 もう1つはおまけ程度の塩サウナ。室温低めで顔にのみ泥パックが可能。これは男湯には少ないのでそこは嬉しい。塩を身体に塗るとなんだか痛かった。普段そんなことはないのでここのものは強いのかコンディションが悪かったのか。ここは最悪入らなくても変わらない。朝風呂の時間帯は並んでいることはなかった。

水風呂

 水風呂も3種類もありグルシンの水風呂ならベテランでもバキバキにととのえる。今回は8.6℃だった。潜水可の男湯157cmの流行の深い水風呂も露天、medi sauna真横にある。しかも天然の湧き水を使っているとのこと。水風呂は水質が大切だ。確かにこれがまろやかで、シングルでも柔らかい感覚。というかお風呂全体、特に露天炭酸泉がとてもなめらかな水質に感じた。内風呂の2つの水風呂で冷冷交代浴を楽しめる。サウナと併せて3種類の温度差をつくれる。更に内風呂のグルシンの真横には43℃を超える温泉が。これにより43-8℃を行き来できるのだ。これぞまさに温冷交代浴の究極形態。2、3度行き来しつつ2桁の水風呂も混ぜてやるとバリエーションが増える。

 

 内風呂にも露天にも汗を流す為の水シャワーがついている。

ととのい環境

ととのい環境は一番重視したい。サウナと水風呂がよくてもととのいスペースが充実していないと台無しである。こちらはベット18台、椅子15脚 (男湯) と日本最大規模である。使ってるものは他の竜泉寺と同じ。

 驚いたのは、ととのい椅子を流せる専用シャワーカラン。竜泉寺の中でも珍しい。しかも2つのベッドの間にそれぞれあるのだ。ここでは使用後はシャワーで流すのがマナー。水風呂のシャワーといい痒いところまで手が届く。しかしこれは水流が激弱で最低限、全部流すのが若干手間。しかも冷たいので冬は寒いかも。

 

 中央の露天炭酸泉を囲むようになかなかの数の椅子が設置されていて、こちらはオケで水を流す。

 

 ただ、椅子はもう少し置けると思った。これだけあっても利用者が多い為やはり埋まってしまう。あとはタイミングだけである。10:00前でこの状況なので、土日祝日、夜は厳しいだろう。

 

 内風呂の水風呂のとなりにも数席椅子がある。初心者は冬はこちらでもいいかも。

岩盤浴・休憩エリア

 竜泉寺の定番、というか大型温浴施設の定番になりつつある岩盤浴・休憩エリアのメッツァネリオ 。リストバンドで改札を通る。入浴と別料金で、6種の岩盤浴とリクライニングチェアや、15,000冊の書籍・雑誌・漫画を備えたコアワーキングスペースなどの休憩スペースを兼ねる。無線LANあり。

 貴重品ロッカーがありスマホなど休日エリアに持ち込んでも岩盤浴の際は預けられる、これは竜泉寺の定番、他の岩盤浴施設も増えてきた。

 スペースの割にリクライニングチェアが少ないと感じた。隣のおっさんがめちゃくちゃでかいいびきをかいていた。朝風呂の後10:00頃既に埋まっていた。

コアワーキングスペースは最後まで空いていたが10:30を超えた頃にはそこそこ埋まった。コンセントが沢山あるのでPC作業も捗りそうだ。でかい声でオンラインミーティングやってるリーマンがいた。コアワーキングスペースというかオフィスやな。

 2段ベッドはいち早く埋まるようだ。

 ティースタンドがありフルーツジュースやアイスが食べられる。冷やしフォーなど全体的にIKEAのレストランにありそうなビジュアルの料理多数。リストバンド精算。呼び出しはフードコート式で振動のみの呼び出し機を渡される。自販機もある。ペットボトル飲料が必要なら脱衣所ロッカーから財布は持ち出そう。

 

 時間があってゆったりティースタンドを使いたいなら岩盤浴をしなくてもここを使うといい。なぜBGMにビフォーアフターの音楽が………。

館内

 物販も充実。サウナーなら記念にちょっとしたものが欲しいね。

 レストランは他の竜泉寺と変わらず。

 

 精算機にリストバンドをかざして精算。館内着といいレンタルタオルといいティースタンド以外はほぼ非対面。合理的でコスパがいい。

スパメッツァおおたか 竜泉寺の湯

 すごくよかった。これだけサウナのバリエーションがあって訪問時は最安¥950-。竜泉寺は正直利用者マナーが気になる店舗が多いが、ここは利用者の意識が比較的高いので、タイミングもあるだろうしもちろん中にはドラクエ集団もいるが、とても統率の取れた軍団の一員になった気分。サウナハット率も高かった。これこそサウナコミュニケーション。竜泉寺のサウナ注力店、やはり生粋のサウナー達が集結していた。1度は行って、medi saunaと様々な温度の水風呂をセットで試して欲しい。正直これ知ってしまうと他の竜泉寺行けないよ。

 

※画像は施設公式より引用

www.ryusenjinoyu.com

 

 そういえばよく竜泉寺で流れている『ここはお風呂のパラダイス〜♪』みたいの流れてなかったな。そういうブランディングなのか?